Q. デザインのコンセプトについて教えてください
都会的なお庭で使っていただけるような格好いいホテルライク、リゾート感、今の流行に近いものを考えました。
Q. 石調のデザインを選んだ理由について教えてください
開発時に様々な調査をしていますが、特約店様の一部から、最近の流行は木調がメインではないという声がありました。確かに最近は、タイルやコンクリートなどの無機質な素材を使ったお庭が多くなってきていると思います。
今回のデザインでは無機質とは何かと考えていた時に石調を思いつきました。ディーズの強みであるリアルなテクスチャ―を活かせるデザインを考えました。



Q. 今まではかわいいデザインをすることが多かったSanaにとって、今回真逆な無機質でかっこいいデザインをする際に、発想の苦労などはありますか
難しいとかはなかったですね。シンプルで削ぎ落としたデザインが必要になったのですが、かわいいものを作るときも “シンプルな可愛さ” を作るのが得意だったので、シンプルなものを作るという面ではあまり苦労がなかったです。
Q. 他の物置とどう違う価値を提供できると思いますか
一般的な物置や、今までディーズが出してきたかわいい物置とも違ったテイストで、デザインにこだわっていることは見て感じていただけると思います。端に置いても庭のメインとしてに置いても、庭を上質な空間にしてくれるデザインになっています。物置ですが、庭の装飾として良いアクセントになると思います。
Q. 『高級』というところでホテルライクやリゾートの発想に至ったのですか

むしろ逆で、「ホテルライクやリゾートに合う」石のデザインにする時点で、私的に『石』って高級イメージがあったので、それなら振り切って高級感が出るようなデザインにしちゃえ!と考えました。
その方がこの石が際立っていいデザインになるだろうと予測し、試しに持っている石のテクスチャーを合わせて見たところ、開発チームでも『高級だ』という感想が多かったので、開発にいたりました。
Q. 今回、たくさんの異なる石調のテクスチャーが組み合わさってできていて、複雑なデザインに仕上がっていますが、大変だったことや苦労したことはありますか
デザインする側もそうですが、製作チームがもっと大変だっただろうなと思います(笑)今回、デザイナーの私も製作にも携わりました。デザイナーが製作段階に入るということは珍しいことだったのですが、石の配置やバランスを自分で決めないといけなかったので、データ上ではなく、実物を実際に手を動かしてかなりアナログな形で進めました。石のパネルを1つ1つ置いて、「こうでもない、ああでもない」と試行錯誤しながら配置する場所を決めました。
また、今回、テクスチャーのこだわりだけではなく、凹凸にもこだわっています。プライベートで外出した先でも、街中にある壁面や石のタイルを見て、厚みを確認したりしていました。周りから見るとかなり変な人だったと思います。(笑)今時のタイルは凹凸が少ないものが多く、陰影や色の付け方でうまく凹凸があるように見せているものが多く、参考になるものが中々見つからなかったですね。
Q. なるほど。石の組み合わせだけでなく、凹凸も大きな魅力の一つということですね

はい、今回、1cm以上の凹凸をつけています。ホテルライクやリゾート空間では「光」を使った演出が印象的ですが、ラルゴも凹凸に照明を当てることで、夜間と日中で違った魅力を感じていただけると思います。写真ではなかなかわかりにくい部分なので、実際にお庭に置いていただいて魅力を感じて欲しいですね。
Q. 製作チームの仕事をデザイナーの立場から見て、苦労されていた印象はありますか

塗装が大変そうでした。当初、石1つ1つに対して、濃淡の指示を細かく出し、その通りに塗ってもらったのですが、1枚のパネルを塗装するのに1週間かかってしまいました。(笑)1箇所でも色が違えば、最初からやり直しで、また2週間かかるみたいなことを何度もやってもらいました。塗りの作業だけではなく、拭き取り作業と言って、一度塗ったところを拭き取り、色を少し落とすところの微妙な調整まで指示をしたので、完全に製作泣かせだと思います。(笑)
Q. 大変だった分、愛情が増していくと思いますが、ラルゴのここが好きというところがあれば教えてください
やはり、こだわった凹凸の加減と、パネルの柄、色全てが好きですね。
さらに、右開きと左開きを変えられるのですが、その際、パネルは上下が逆になります。上下逆にした時にも違和感がないようにデザインをしました。柄が被らないようにというのもあるのですが、試作過程で、凹凸の加減で、上下逆にした時に、急に圧迫感が出るみたいなこともあったので、そこも解消することができたので、自分的には満足感がありますし、一番気を遣ったところではあります。

この調整をしている時は一人で黙々と3日間それだけをやっていて孤独でしたが、打ち勝ててよかったです。(笑)製作チームと塗装を試している時も、何が正解なのかわからないみたいな期間があって、それを乗り越えて、デザイン感覚的に違和感がなくなった時に完成だと思えました。それは、何回も何回も試行錯誤を繰り返して、妥協せずに作ることができた結果だと思います。
石調デザインが注目されがちなのですが、軒や妻に関してもこだわりました。リアルな石調にする選択肢もありましたが、圧迫感がでてしまい、リラックスできるデザインではなかったので、擬似テクスチャーで極めてシンプルにデザインを施しました。物置はどうしても面積をとってしまうアイテムではあるので、圧迫感を感じさせず、リラックス感を感じられるように意識しました。無駄を削ぎ落としたデザインに対して周りからも評価がよかったので、自信を持って決めることができました。
Q. 最後にラルゴを検討されているお客様にメッセージをお願いします
これはラルゴに限らずですが、魅力的なエクステリア商材をきっかけにもっとお庭で過ごす時間が増えて欲しいですし、よりお庭生活を豊かにして欲しいと思っています。
開発しておきながらこんなことを言うのも悪いですが、物置は「物を置いておく入れ物」なので、正直、物が入ればどんな見た目でも良いのです。
でも、せっかくお庭に置くなら、お庭の雰囲気が良くなる物置を選んだ方が、お庭に出るのが楽しみになると思いませんか。ラルゴをきっかけにお庭に出て「特別な時間」を過ごしていただければ嬉しいです。お客様の理想のお庭生活が叶う一助となれば嬉しいです。


