ディーズガーデンのWEBマガジン
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Designer's Interview

ここに記事のキャッチコピーが入ります
ここに強調したいメッセージが入ります
Y・K
(Dea's Garden Designer)
Ryo Yamamoto
(Dea's Garden Marketer)
まず初めに、この機能門柱ルアンは非常に人気で、社内ヒット賞を獲得されました!
おめでとうございます!
この反響をどう受け止めていますか?
ありがとうございます!
私1人の力では到底成し遂げられないことでしたので、このようなインタビューを受けることも含めて感謝しています。
最初のルアンの発売から約5年。ここまで人気製品となったのも、関わってくださった全ての皆様のお力添えあってのことだと思っております。
改めて、いつもご協力いただいている、取扱店の方々や、一緒に働く仲間、そしてルアンを選んでいただいたお客様すべてに感謝したいです。
本当にありがとうございます。
特に、お施主様からの人気がすごく高いですね。この現象をデザイナーとしてどのように分析をされていますか?
やはりネット検索やインスタグラムなどのSNSで、ルアンを見つけてくださったのが大きいと考えております。
特に一番の売れ筋ルアンAは、見た目のインパクトと価格面から、直感的に分かりやすい製品なのではと思います。
これまでルアン以外にも数多く製品を手掛けてこられましたが、どれもKさんならではの空気感がありますよね。
特にこのルアンについて、デザインの秘密を教えてください
私は流行を追うよりも、本能的に「心地よい」と感じるデザインを大切にしています。
これまでいくつかの製品開発に携わりましたが、本格的に主担当を務めた「ルアン」は、私のターニングポイントとなった思い入れの深い製品です。
開発のきっかけは「汚れない門袖」という機能面でしたが、デザイン面では、四角い壁が主流の門袖に対して、新しい選択肢を提示したいと考えました。
ただ、あまりにかけ離れた形では住まいに馴染みにくい。かといって、既存と同じでは意味がない。
その間にある“ちょうどよいバランス”を探し続けた結果、ルアンAやBのフォルムが生まれました。
ルアンAやBに見られる、重心を上に置いた軽やかなフォルムは、コンクリートブロックでは再現できない形状を追求し生まれたデザインです。
“ちょうどよい”を探すのは素人目から見ても大変さが伝わります...
実際にはどのようにして“ちょうどよい”を探し出したのですか?
ルアンAは当初W800㎜で考えていましたが、広がりや鈍さを感じ、W650㎜へ調整することで全体を引き締めました。
ルアンBも、縦型ポストを内蔵しながら細さと強度のバランスを探り、現在の形に至っています。
逆L字の内側に段差を設けるなど、細部まで造形にこだわりました。
AとBは個性のあるデザインですが、すべての住宅に合うわけではありません。
だからこそ、主張を抑えたプレーンなルアンCも展開しました。
ただの四角ではなく、側面に段差を設けるなど、細部の造形のバランスにもこだわりました。
ルアンAやBのような重心を上に置いた軽やかなフォルムや、ルアンCのように細部までこだわったフォルムは、コンクリートブロックでは再現が難しい形状を追求し生まれたデザインです。
ルアンA(左):一番人気のデザイン。切文字表札の組み合わせが好評。
ルアンB(右):逆L字型のデザインでデザイナーの感性をくすぐるユニークな形状が特長。
これは、実は私のルーツである「日本画」の視点が息づいています。日本画では、描かない部分(余白)も意味を持つ要素として扱われます。
ルアンAの逆三角形やBの逆L字によって生まれた「何もない空間」は、まさにその余白です。
あえて余白を作ることで、そこに光や影、植栽、季節の変化が入り込み、周囲の景色や空気を取り込むことができます。日本画で学んだ「描かないことで空間を感じさせる」という考え方が、エクステリアのデザインとして結びついたと言えると思います。
(出典:ColBase / 東京国立博物館所蔵)
なんと日本画がルーツとは...驚きました。
シンプルなデザインなだけに、受け入れられる製品として形にするには色々な苦労があったと思いますが、いかがですか?
デザインの提案当初は、これまでのブランドイメージとは異なるテイストだったこともあり、社内では「市場に受け入れられるのだろうか」と慎重な意見もありました。
しかし、特約店さんへのアンケートでは「実物が見たい」という大きな反響をいただきました。
その声を受け、この方向性は間違っていないと強く確信したことを覚えています。
議論を重ねながら形にしていったことも、ルアンという製品の大きな意味の一つです。
開発にはコロナ禍も重なり1年半を要しましたが、最後までやり遂げられたのは、ブランドが培ってきた知恵と技術があったからです。金属製の組み立て式が一般的な機能門柱に対し、ルアンは発泡素材(EPS)に塗り仕上げを施した完成品をお届けする形をとりました。
ルアンは、諸先輩方の技という土台の上に、新しい時代への挑戦を重ねて生まれた製品です。
これまでのプロバンステイストを大切にしながら、ディーズガーデンにしかできない「モダン」を切り拓く。
その一歩としてルアンが受け入れられたことを嬉しく思います。
デザイン物置カンナキュート(左)/ルアンA コンクリートグレー(右)
今まで可愛いデザインを守ってきたディーズガーデン。
ルアンの登場で新たなブランドの可能性が広がりました。
Kさんにとっても、そしてブランドにとっても挑戦的な開発だったわけですね。
今、モダンでミニマルな住宅のニーズが増えています。
そうした現代の潮流と、Kさんが目指した『余白の美』は、どのように調和すると考えていますか?
確かにシンプルでミニマルな住宅が増えていますね。
あくまでも個人的な主観ですが、こうした住宅は装飾を抑えることで空間の質を高めているのかなと思います。
日本画の「余白の美」も、描き込まないことで空気感や気配を感じさせるので、そういった点で対立せずに自然と重なる部分があったのかもしれません。
余白を意識することで、住宅のシンプルさを邪魔させず、光や影や植栽といった要素を取り入れ、一つの景色としてまとまりやすくしているのではないかと思います。
3Dイメージ:ルアンB ダーク(左)
3Dイメージ:ルアンC コンクリートグレー(右)
省スペースでも設置でき、ワンランク上の門まわり空間に。
今までの話を聞いていて、ルアンがこれほどまでに支持されているのは「単におしゃれだから」というだけではない気がしてきました...
そうですね、日本画の『余白』という、何も描かないことで空間の広がりや奥行きを感じさせる技法。
私たち日本人のDNAに深く刻み込まれた、本能的に『美しい』と感じるリズムのような、日本人特有の美意識に繋がる部分があるのかもしれませんね。
日本の住環境や風景の中で育ってきた私たちは、そうした「語りすぎない美しさ」に、無意識のうちに心地よさを感じているのだと思います。
だからこそ、言葉にしづらい心地よさとして、多くの方に受け入れていただいているのかもしれませんね。
なるほど...「語りすぎない美しさ」素敵です。
では実際に、ルアンを置くことで、どのような暮らしを実現してほしいと考えていますか?
ルアンを置くことで、「あの外構ステキ!おしゃれ!」と、ご近所さんや街を歩く人々に心地よく見てもらえるような外構になればと思っています。
また、ルアン自体は小口にインターホンと縦型ポストを集約しているシンプルな構造なので、コンパクトに・かつ他とは違うおしゃれにしたい方には合っていると思います。
暮らし自体に余計なストレスがなく、スッキリ快適に感じられる空間になれば嬉しいです。
ルアンA ホワイト ポストあり
暮らしやすさも大事だし、人から褒められるととても嬉しいですよね!
さて、昨年、新たなデザインルアンDも加わり、ルアンの世界観がさらに広がっています。
ルアンDを追加したことで、今後どのような門まわり空間を実現して欲しいと考えていますか?
ルアンA・B・Cはどちらかというと平面的な壁でしたが、ルアンDはより立体的なデザインとなりました。
一般的なコンクリートブロック施工では難しい多面形で、見る角度で印象が異なるというのも面白いポイントだと思います。
また、使い方のバリエーションも多彩で、【魅せる】【整える】【隠す】といったことができます。
ルアンDのフォルムの内側にも”余白”があるので、そこに何を見出すのか、何を置くのかを考えるのも楽しいかもしれません。
外構デザインはまだまだ可能性にあふれているので、ルアンシリーズがお気に入りの空間づくりのお手伝いになればいいなと思います。
ルアンD コンクリートグレー 施工イメージ(左)
足元に空間を残した設計。そこに植栽を添えることで、機能性を損なわずに玄関まわりをナチュラルに演出できます。
ルアンD ホワイト 施工イメージ(左)
ルアンDの背面の死角スペースに宅配ボックス(オルレア)を配置することで、生活感を前面に出さず、すっきりとした美しいファサードをキープ。
これから外構づくりを始めるお施主様へ、ルアンをより美しく見せるための、植栽やライティングのコツがあれば教えてください。
植栽と合う塗り壁調ですので、ぜひとも色彩豊かな植栽と合わせていただきたいと思っております。
ライティングをすることでお家のシンボルとしての印象も与えることができますし、植栽の影が落ちることでおしゃれな空間演出もできます。
けれども一方で、ローメンテナンス・植栽不要の外構が増えているのも、現代人の忙しさを考えればとても理解できますし、私も経験があります。
ですが、そんな中でもルアンシリーズが外構の彩りや癒しに繋がってくれたら嬉しいです。
ルアンは植栽が無くても、あるだけでお家のシンボルとして外構を彩ってくれますが、植栽や照明の演出で、さらに華やかさが際立つ製品でもあります。
ディーズガーデンの正規特約店にご相談いただければ、お客様のご希望に合わせた素敵なプランをご提案くださいます。
ぜひお店の方と相談しながら、理想の住まい空間を実現して欲しいと思います。